果たしてそのネクタイの結び方はいま必要か

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昨年末、富裕層をターゲットとした某ファッション誌のウェブサイトで次のような記事がアップされていました。

「セミウィンザーノットを覚える」

内容は、ワイドカラーのシャツには適度なボリュームが出るセミウィンザーノットのほうが適しているというもの。ちなみにセミウィンザーノットは次のような結び方です。

言いたいことはもちろんわかります。ですが、、、ですがです。僕はいま覚えることかな?と疑問を持ってしまいました。

なぜかといいますと…
近年の傾向としてネクタイの大剣の幅は8㎝~8.5㎝ぐらいになっています。トレンド要素が強いブランドですと、もっと細いものもあったります。そのような細いネクタイに、ボリュームのあるノットは不釣り合いです。大剣の剣先とノットを見比べた場合、アンバランスな雰囲気になっているのが見て取れると思います。
また、ジャケットのラペルとの相性もあります。ネクタイ幅同様、ラペルの幅も近年はクラシックなものでも8㎝~8.5㎝が主流となっています。過去にイタリアブームなどがあった時と比べて、その幅は1㎝ぐらい短くなっているのが現状です。そのような短いラベルに太いネクタイのノットは不釣り合いです。ネクタイのノットばかりが誇張されてしまいます。シャツの幅とネクタイの相性ということは以前からよく言われていますが、それよりもジャケットのラペル幅との相性を重要視することのほうが絶対的に大事です。

という2つの理由から、僕はいま覚えるべきものではないと思っています。

ではどんな結び方が最適なのでしょうか?
やはりプレーンノットを「極める」のがお洒落なコーディネートには欠かせないことだと感じています。これはただ結べるようになるということではないです。綺麗なノットを作り、綺麗なディンプルを作って結べるようになるということです。

以前某メンズファッション誌の編集長の方とお話しさせていただいたとき、ネクタイの結び方を見て私はどのスタッフかを当てることができると言っておられました。それぐらいネクタイのノットはコーディネートの際に重要なポイントとなってきます。
僕自身も、ネクタイのノットが綺麗な人はお洒落な人だといつも感じています。
YOUTUBEなどでは「プレーンノット」で検索すると結び方の紹介動画をいろいろと見ることができます。いろいろ検索してみて一番わかりやすい解説だったものを張り付けておきます。ぜひ練習して綺麗な結び方ができるようになってもらえたらと思います。

 

最後にもう一つ。もし軽い作りのネクタイでプレーンノットで結ぶとノットが小さくなりすぎてしまうといった場合、僕はセミウィンザーノットではなくダブルノットをお勧めいたします。少しセミウィンザーノットより結び方が難しい気もしますが、こちらの方が現在のスーツやジャケットなどによく調和します。本当でしたらこちらも動画を張り付けたかったのですが、良いものが見つからない…。見つけ次第UPいたします。いつか僕自身でアップするかも…。

suit:Liverano&Liverano shirt:Liverano&Liverano tie:Hermes